藁の楯 [映画]
原作を読まずに観てみました。
自分は読む前だったので、結構楽しめました。
逆に観てからだと原作を読む気が、今はしません。
何か面倒臭くて^_^;
キャストはSP二人に大沢たかおと松嶋菜々子。
刑事役に岸谷五郎と瑛太の弟?永山絢斗、伊武雅刀。
異常幼児殺人犯・清丸に藤原竜也。
その清丸に孫娘を殺され
10億円もの賞金をかけた財界の大物に山崎努。
原作を読んだ方は、それぞれのイメージがあって
キャスティングにはいろいろ意見がある様ですが
自分的にはOKでした。
藤原竜也の救い様の無い極悪さは秀逸で
最近読んだ「マリアビートル」の王子か?!
この大事なものを殺された人の復讐心は
人間自体への永遠の問いかけでしょうか?
最近、その手の小説(前述の「マリアビートル」)や
映画を観るのが何故か続いてますが
ウチのカワイイ息子ちゃんに置き換えると
「自分な必ず...」と思っちゃいますね(-"-)
ストーリーは、警察国家の威信をかけた殺人犯の
本庁への護送と、10億円に目がくらんだ人々との攻防ですが
善良な一般市民や警察関係者が清丸殺害を目論む所が
この作品の斬新な所でしょう。
銃撃シーンは、まぁまぁの出来ですが
展開は少し無理がありましたね。
いくら4台のダミーがいたって護送車がゾロゾロ....
被害者の父親が偶然遭遇?タクシーも偶然?
ま、それを補う緊張感がある一方で
それ位の「ガス抜き」がないと疲れちゃいますかね。
もう少しエンターテイメント性を強くするなら
10億円に目がくらんだ一般市民暴徒や
ヤクザやネット若者が襲ってくる等があっても良かったのでは?
特に思ったのが、もっとヤクザが襲ってきたって不思議じゃないのに。
ヘリ買い込んで空から電車を襲撃したって
10億円貰えれば元取れるだろうに。
あ、でも成功しても支払が警察から阻止されちゃうかな?
一点納得いかないというか残念なのが
一行の居場所をリークしたた者が発覚するシーン。
今までの作品でもよくみる、あの役者のあの表情^_^;
あれでその直後のシーンで発覚....ってのはなぁ~
もうちょっとドラマティックにして欲しかったなぁ。
エンディングも氷室?は嫌いじゃないですが
何か作品が一般エンターテイメントに成り下がった気が。
エンドロールは余韻を楽しむためにも大事だと思いますが
最近の映画館では、殆どの観客がすぐ退場しちゃいますよね。
ま、原作を読んでいない方は楽しめる映画だと思います。
次々と倒れていく護送グループは熱くさせますし
緊張感も程よくある作品だったと思います。
makimakiさん、nice!ありがとうございます。
ネット上の感想は否定的なものが多かったですが.....
by ひろくん (2013-11-17 18:10)