マイレージ、マイライフ

ジョージ・クルーニ主演のハートフルドラマです。

企業に成り代わって従業員に解雇を言い渡す会社（そんなのあるんだ....）の
営業マン、ライアン（J.クルーニ）は、年間300日以上も出張し、
史上7人目の1000万マイル達成が目標。

広大なアメリカが舞台とあって、出張と言ったら勿論飛行機。
その出張を効率的にこなすライアンですが、
中盤からは、ネットでの解雇通知を発案し、
ライアンの生活の全てである「出張」を廃止しようとする新人のナタリーに
「解雇とは何たるものか」を教えるロードムービー的展開に。

最初は、クールなクビ切り屋が優しさに目覚めるって話かと思ったら
少し違っていました。
確かに極力人との関わりを持とうとしないライアンでしたが
解雇を言い渡した社員へのセリフや、
妹との結婚式をドタキャンしようとする男へのセリフ等は
実は「いいヤツ」って感じです。

同様の価値観を持つキャリアウーマンのアレックスとの関係が
ライアン曰く「気楽な関係」で、スマートで少し羨ましい感じもします。

ナタリーとの出張や、妹の結婚式を経て、
自分の中で何かが変わってきたライアン。
自分に必要な（欠けている）ものに気付き.....
人はやっぱり一人では生きられないのでしょうか？

ラストは少し淋しい終わり方でした。
J.クルーニがいつもより少し抑えた演技で良いかも。
アレックス役のヴェラ・ファミーガって人もキレイです。