ベルリン・天使の詩 [映画]
ずっと観たかった作品です。
監督のヴィム・ヴェンダースを知ったのはU2からでした。
何でも作品を通じて親交があるらしいです。
好きな歌、「Stay(Faraway,so close!)」のプロモーションビデオも
本作をフューチャーしているようです。
舞台は第二次世界大戦後の荒廃したドイツ・ベルリン。
天使のダミエルには、人々の心の声が聴こえます。
しかし彼は、何千年も永遠の存在である一方で
色や感情の無い世界に生きる事に嫌気をさし、
人間になりたいと考えるようになっていました。
しかしそれは天使としての「死」を意味します。
親友の天使、カシエルも同様の事を想うも踏ん切りがつかない感じ。
カシエルも天使であるが故に苦しみを味わっていました。
そんなある日、場末のサーカスでブランコ乗りをしている
マリオンと出会ったダミエルは、更に強く人間への憧れを持つようになり....
前半1時間位は、天使達に聴こえてくるベルリン市民の心の声が永延と続き
少し難解です。(チト眠くなった)
でもダミエルの優しい微笑み、本人役を演じるピーター・フォークの話しから
物語が動き出します。
天使の視点のシーンはモノクロなのですが、
後半のカラーになるシーンからは「生きる」事の素晴らしさを訴えられます。
ヴィム・ヴェンダース曰く、今のベルリンに撮影当時の面影は無いとの事ですが、
ダミエルとカシエルが休む戦勝記念塔ジーゲスゾイレ
一度観てみたいです。
続きである「時の翼にのって」や大作「夢の涯てまでも」も観てみたいです。
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